社員ボランティアによる海岸防災林のフォローアップ作業(釣ヶ崎海岸)
バイエルは、東日本大震災時に発生した津波により消失した、釣ヶ崎海岸(千葉県)の防災林再生支援のため、(公社)国土緑化推進機構の「緑の募金」に寄附を行い、それに関連し、2022年4月19日、釣ヶ崎海岸にて防災林の植樹を社員ボランティア参加のもと行いました。この活動は、バイエルのサステナビリティに関する取り組みの一環として、温室効果ガス削減および風害・潮害などから農地や居住地を守ることを主な目的として実施しました。また、7月8日には、社員ボランティアが防災林のフォローアップ作業(下草刈り)を行いました。
東日本大震災時の津波により、釣ヶ崎海岸の防災林の多くも失われました。しかし、支援活動が東北地方に集中したこと、釣ヶ崎海岸は東京オリンピック・パラリンピックのサーフィン競技の会場となったことから、これまで防災林の再生が遅れていました。千葉県は防災林の再生が急務として、企業や団体に協力を求めており、(公社)国土緑化推進機構よりサポートを受け同事業の一部を担うNPO法人森のライフスタイル研究所と、バイエルが協働し、針葉樹(抵抗性クロマツ)・広葉樹(マサキ、トベラ)計2,500本(3,200㎡)の防災林を植樹しました。また、7月8日には、社員ボランティアが防災林の下草刈りを行いました。下草刈りが必要な理由は、防災林の苗の周辺の雑草が大きくなり苗を覆い隠してしまうと、日光が遮られ、苗の成長を妨げてしまうためです。社員ボランティアは、小型の鎌を使い、防災林の苗が十分に光と栄養を吸収できるよう、周りの雑草をすべて刈り取りました。
サステナビリティは、バイエルの企業戦略の不可欠な要素であり、バイエルのビジョン「Health for all, Hunger for none」の中核をなすものです。バイエルは、ヘルスケアと農業関連事業を中核とするグローバル企業として、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に貢献することができ、中でも特に「貧困をなくそう」、「飢餓をゼロに」、「すべての人に健康と福祉を」、「ジェンダー平等を実現しよう」、「安全な水とトイレを世界中に」、「気候変動に具体的な対策を」、「陸の豊かさも守ろう」の7つにフォーカスし、SDGsの達成に貢献すべく、積極的に活動を推進しています。
今回の活動に関連するSDGs
- 目標13「気候変動に具体的な対策を」
- 目標14「海の豊かさを守ろう」
- 目標15「陸の豊かさも守ろう」
- 目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」