「共生の森」における社員ボランティアによる植樹(大阪湾)
バイエルは、温室効果ガス削減および津波から街を守ることを目的とした緑化を支援するため、8月に国土緑化推進機構の「緑の募金」に寄附しました。これに関連し、11月26日に、大阪湾「共生の森」における植樹活動を社員ボランティア参加のもと行いました。2021年4月より開始した千葉県(釣ヶ崎海岸)における防災林再生支援につづき、国土緑化推進機構を通じて地域の緑化活動に協力するのは、2件目となります。
今回植樹を行った土地(大阪湾の堺第7-3区)は、1974年から2004年までの30年間、産業廃棄物の最終処分場として利用されていました。その後、2006年に廃棄物処理法で義務付けられている覆土が完了し、同区の一部(約100ha)において、大阪府民やNPO、企業などが協働し、「共生の森」として植樹が進められてきました。今回は、国土緑化推進機構よりサポートを受け、「共生の森」の整備に参画するNPO グリーンベイOSAKAの活動に当社が協力し、地域ボランティアの皆様と当社の社員ボランティアで苗木364本(クヌギ、ケヤキ、ムクノキなど14種)を植えました。「共生の森」における植樹は、温室効果ガス削減に貢献するだけでなく、津波の衝撃を緩和する効果があるため、南海トラフ地震などに伴い津波が発生した際に、街を守る沿岸防災林としての役割も期待されています。
当社は、バイエルグループ全体のサステナビリティの具体的な数値目標の一つとして、2030年までに自社事業からの温室効果ガス排出量を42%削減することを掲げているほか、自社事業所をクライメイトニュートラルにすることを目指しています。 自社の事業活動を通じた気候変動に対する取り組みに加え、多様なステークホルダーとの協働を通じて、気候変動の抑制や自然災害に備える取り組みを支援することにも注力しています。当社は、千葉県内の海岸防災林の再生も支援していますが、今回、バイエル薬品の本社がある大阪における地域貢献活動に参画できたことは意義があると考えています。
バイエルは、ヘルスケアと農業関連事業を中核とするグローバル企業として、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に貢献することができ、中でも特に「貧困をなくそう」、「飢餓をゼロに」、「すべての人に健康と福祉を」、「ジェンダー平等を実現しよう」、「安全な水とトイレを世界中に」、「気候変動に具体的な対策を」、「陸の豊かさも守ろう」の7つにフォーカスし、SDGsの達成に貢献すべく、積極的に活動を推進しています。
今回の活動に関連するSDGs
- 目標13「気候変動に具体的な対策を」
- 目標14「海の豊かさを守ろう」
- 目標15「陸の豊かさも守ろう」
- 目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」